油を使わずに調理できるフライパンは、四毒抜きをする方に問わず健康やダイエットに関心のある人にとって大きな味方です。
ただし選ぶ際に注意したいのが「PFAS」の有無。健康について詳しい方は一度は聞いたことはあると思います。去年も岡山県で水道水に「PFAS」が高い濃度で検出され問題になっていました。
この記事では、
- PFASを使ったフライパン(一般的に耐久性や使いやすさが高い)
- PFAS不使用のフライパン(より健康志向・環境に優しい)
に分けて、おすすめアイテムを紹介します。
PFASとは?
PFAS(ピーファス)は「有機フッ素化合物」の総称で、耐熱性や撥水性に優れるため、フッ素樹脂加工フライパンに使われることが多い物質です。
一方で、環境中で分解されにくく、体内に蓄積する可能性が指摘されており、ヨーロッパやアメリカでは規制の動きも強まっています。
そのため、フライパンを選ぶ際に「PFASを避けたい」「とにかく耐久性を重視したい」といった基準で考える人が増えてきました。
PFAS使用のフライパン(一般的なフッ素樹脂加工)
ティファール(T-fal)インジニオ・ネオ IHステンレス・アンリミテッド

- 世界的に人気のティファール。
- 耐久性抜群のフッ素樹脂加工で、油なし調理でも焦げ付きにくい。
- 取っ手が外せるシリーズは収納も便利。
価格帯:8,000〜12,000円(セット価格は1.5万円前後)
メリット
- 圧倒的に焦げ付きにくく、油なしでも卵焼きやパンケーキがきれいに焼ける。
- 取っ手が外せて収納しやすい。
- 世界的に信頼されるブランド。
デメリット
- フッ素樹脂加工のため、金属ヘラで傷つきやすい。
- 高温調理にはやや弱い。
アイリスオーヤマ ダイヤモンドコートパン

- ダイヤモンド粒子を配合したフッ素樹脂加工。
- 価格が手頃で、セット購入しやすい。
- 初めて油なし調理フライパンを試したい人におすすめ。
価格帯:2,000〜5,000円(セットは6,000円前後)
メリット
- コスパが高く、初心者におすすめ。
- ダイヤモンド粒子入りで耐摩耗性◎。
- 軽くて扱いやすい。
デメリット
- 高級モデルに比べると耐久性はやや劣る。
- 強火調理には向かない。
フレーバーストーン(Flavor Stone) ダイヤモンドエディション

- テレビ通販で有名。
- IH・ガスどちらでも使える。
- 焦げ付きゼロに近い使用感。
価格帯:6,000〜10,000円
メリット
- 油なしでも焦げ付きにくさはトップクラス。
- デザイン性が高く、そのまま食卓に出せる。
- ガス・IH両対応。
デメリット
- 比較的重めで、片手操作はやや大変。
- 値段が高め。
バッラリーニ(BALLARINI) トリノ フライパン

- イタリア製の高級フライパン。
- グラニチウムコーティング(フッ素樹脂ベース)で摩耗に強い。
- 洋風料理に映えるデザイン。
価格帯:7,000〜12,000円
メリット
- イタリア製の高級ブランド。
- グラニチウムコーティングで耐久性に優れる。
- デザインが美しく、洋食調理に映える。
デメリット
- 輸入品のため価格が高い。
- 少し重い。
PFAS不使用のフライパン(セラミック・鉄など)
グリーンパン(GreenPan)フライパン

- ベルギー発の人気ブランド。セラミックコーティングのパイオニア
- セラミックコーティングにより、PFAS完全不使用。
- 白いコーティングが清潔感あり。
価格帯:5,000〜9,000円
メリット
- セラミックコーティングでPFAS完全不使用。
- 白い内面で料理が映える。
- 油なしでも食材がスルッと離れる。
デメリット
- フッ素樹脂加工よりは耐久性が低め。
- 強火・空焚きに弱い。
京セラ セラブリッド フライパン

- 安心安全の日本企業が開発。
- PFAS(PTFE/PFOA)、鉛、カドミウムすべて不使用。
- 軽く扱いやすいので日常使いに最適。
価格帯:3,000〜7,000円
メリット
- 京セラ独自のセラミックコーティングを採用、PFAS不使用。
- 遠赤外線効果で食材の中までしっかり加熱。
- 油なしでもヘルシー調理が可能。
デメリット
- コーティングの寿命は使用環境によって短くなることがある。
- 金属ヘラや強火使用は避ける必要あり。
ビタクラフト(VitaCraft) スーパー鉄

- 鉄フライパンだが独自加工で使いやすい。
- 使い込むと「油膜」が育ち、自然なコーティング効果で焦げ付きにくくなる。
- 高火力料理に強く、肉料理が格段に美味しく。
価格帯:6,000〜12,000円
メリット
- 鉄製でPFAS不使用。
- 使い込むほど「油膜」が育ち、自然なノンスティック効果。
- 高火力でステーキや炒め物が抜群に美味しい。
- 鉄分補給にもつながる。
デメリット
- 最初は油慣らしが必要。
- 錆びやすいので手入れに慣れが必要。
PFASあり・なしをどう選ぶ?
- PFAS使用(フッ素樹脂加工)
→ 耐久性が高く、初心者でも扱いやすい。焦げ付きにくさが圧倒的。 - PFAS不使用(セラミック・鉄)
→ 健康・環境を優先したい人向け。自然派志向。
まとめ
「油を使わないフライパン」は、健康やダイエットはもちろん、キッチンの快適さを一段階上げてくれます。
- 手軽さと焦げ付きにくさ重視 → PFAS使用タイプ(ティファールやアイリスオーヤマ)
- 健康や環境配慮を最優先 → PFAS不使用タイプ(グリーンパンやサーモロン、鉄フライパン)
自分のライフスタイルに合わせて選び、快適な四毒抜き調理を楽しんでみてください!
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